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前回の記事で、中途採用者を応募するベストな時期について解説しました。
そこで、今回は中途採用活動の一番効果的な進め方について、ご紹介していきます。
一般的に、中途採用活動は次の4つのフェーズに分けて実施します。
①採用計画:採用人数や採用基準、求める人材などを設定
②母集団の形成:求人広告や自社サイトの掲載内容、レイアウトの見直し
③選考:書類選考、面接などを経て、選考結果の連絡
④入社前のフォロー:内定通知書を送付や入社手続き、内定者の退職サポート
ステップ1:採用活動の期間を把握しておく
• 求人開始~入社まで:1か月~3ヶ月程度
• 求人サイトへの広告掲載:1~2週間程度
応募者は、現在働いている企業を退職する必要があるため、役職のある人材やスキルの高い人材などの場合より入社までに長期間を要する可能性もあります。
有料の求人サイトなどでは、利用企業側が掲載内容の洗い出しや求人の社内チェックなどが必要な場合もあります。
広告掲載したい時期に合わせて、早めに掲載の準備を進めるといいでしょう。
ステップ2:採用活動のスケジュールは逆算する
中途採用活動は、新卒採用と違い欠員が出て早急に人材がほしい場合や適材適所で人員を募集したい場合など、採用ニーズが一律ではありません。
中途採用活動の開始時期については、まずは入社してほしい日から逆算して考えることをおすすめします。
中小企業が中途採用を成功させるために、次の4つのポイントを意識しておくといいでしょう。
1、選考の連絡は迅速におこなう
弊社の独自調査では、書類選考は約4割の企業が営業日1日以内に連絡しているほど、スピード感が大事です。
2、内定通知は迅速かつ具体的に連絡
内定通知のスピードの差異で他社に優秀な人材を流してしまわないため、迅速な対応を意識しておくと良いです。
3、閑散期にも求人を出し続ける
閑散期にも求人を出し続けることで、他社の求人に埋もれる可能性や競合率が高まるリスクを回避できます。
4、採用広報活動は日常的に実施する
自社の認知度を高めたり、企業に対する理解度が増したり、就業の動機とマッチしていれば志望度の向上が図られます。
前編・後編に分け、中途採用活動の進め方について解説しました。
中途採用活動は、スピード感のある対応や細やかなフォローアップが必要になり慌ただしいこともありますが、最初にしっかりと採用計画を立てておけば焦らずスムーズに進めることができます。
内定辞退を防ぎ、質の高い人材を獲得するためにも、求職者とコミュニケーションをとることもお忘れなく!