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一般的な求職者の動きを以下の表にまとめてみました。
中途採用が活発となる時期は、求職者数と採用企業の求人数が増加するときです。一方で閑散期は、求職者数と求人数が少ない時です。
この表からも分かるとおり、5月の連休時期や、8月のお盆休み、12~1月の年末年始といった長期休暇のある時期は、転職活動を控えやすい傾向にあります。
一方で、まとまった休みがあることで、自分自身の今後のキャリアや働き方について考え直すきっかけになる方もおられます。
そのため、連休明けは、転職について意識し始める方が増える傾向にあります。
では、結局、中途採用にベストな時期とは、いつ頃なのでしょうか。
中途採用活動が活発な時期と閑散期、それぞれに求人を出すメリットとデメリットを把握しておくことが大切です。
中途採用活動をおこなう時期ごとに、中小企業のメリット、デメリットとなる点を解説します。
|活発な時期に求人を出すメリット・デメリット
【メリット】
・自社への応募効果が期待大!
→求職者は1社だけでなく複数の求人案件に応募することが多いため、
就業の希望条件に自社の求人案件が合致した場合、他の求人案件と
併せて応募してもらえるケースがある。
・大手企業の求人掲載も求職サイトの新規登録者数も増加!
→求職サイトの新規登録者数が増えることで、自社の求人案件をより
多くの求職者に見てもらえる可能性が高まります。
【デメリット】
・ 数多くの求人案件に埋もれる恐れあり!
→求人案件が埋もれるだけではなく、応募後に面接辞退や内定辞退が多くなるリスクが高くなる。
|閑散期に求人を出すメリット・デメリット
【メリット】
・求人案件をより求職者に見つけてもらいやすい!
→求職者に対する企業側の求人アプローチが少ないため、面接辞退や内定
辞退のリスクを抑えられたり、優秀な人材を発見しアプローチできたり
することも考えられる。
【デメリット】
・ 応募数が減る可能性や日程調整に時間を要する恐れあり!
今回の記事では、中途採用活動を行う適切な時期について(前半)、解説しました。
中途採用活動では、求職者の動きを把握したうえで、時期ごとに沿った求人提示や採用活動を進めていくことが必要です。
慎重に採用活動の計画を立て、中長期的な目線で実装されてみてください。
次回は、具体的に中途採用活動のフローづくりについて、お伝えしていきます。