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「ええっ! 先週入社したばかりなのにもう辞めちゃうの?」
新入社員の3割が3年以内に辞める時代でもありますが
なんと入社後1か月以内に辞める人がいるのも事実です。
入社してすぐに辞める人は、会社のどこが気にいらないのでしょう?
転職者が抱えるホンネとは一体!?
今回は、転職者の抱えるホンネについて、ご紹介していきます。
2021年7月~2022年6月の1年間に転職した方のデータを基に、dodaが転職理由をランキングにまとめました。
実際に転職者が考えていることは
「給与が低い・昇給が見込めない」が32.8%
「昇進・キャリアアップが望めない」(25.2%)
「社内の雰囲気が悪い」(23.4%)
がランクインしていることが分かりました。
企業側としては、転職理由の上位に上げられた項目について応募者から質問されることは、少なくないでしょうか。
採用活動において最も大切なことは、転職希望者が実現したいことと、自社が求める要件が合致することです。
転職者が一番知りたいことは何かを正しく理解し、どう対策していくかを検討しておくことが重要です。
①給与・待遇・福利厚生について
◯「給与について詳しく知りたい!」
↓
転職希望者自身の年収、どのような待遇・福利厚生を得ていたのか、希望の有無をヒアリングしてみましょう。
客観的な事実を押さえるとともに、本人がどのようなことに不満があり、仕事を選ぶ際に何を優先したいのか、どのようなことを成し遂げたいのかについて知ることがポイントです。
【例】
「現職(前職)の給与の詳細と希望の年収について教えていただけますか」
「残業や休日出勤などの手当や福利厚生はどのようなものがありましたか」
②残業・休日・休暇について
◯「残業や休日出勤は毎月どのくらいあるのかな?」
↓
残業については具体的な時間や終業時刻を挙げて話をする方が良いでしょう。
【例】
「定時で帰ることは難しいですが大丈夫ですか?」
「深夜まで残業がありますが、遅くまで働けますか?」
③職場の雰囲気・人間関係について
◯「入社したら、自分は活躍できるだろうか」
「上司や同僚と人間関係をうまく築けるだろうか」
↓
転職希望者自身がこれまでどんな職場で働いてきたか、
どんな人間関係を築いてきたかを聞くことで入社後すぐになじめるかどうかの判断材料になる可能性もあります。
【例】
「前職(現職)の業務の中で大変だったこと、やり取りに苦労したことはありますか」
「あなたは現在どのような方々と一緒に仕事をされていますか?またどんな役割・立ち位置ですか」
いかがだったでしょうか。
今回取り上げた3つの項目について転職希望者と社内メンバーがオープンに会話ができることは、
入社に対する意向や安心感を醸成することに大いにプラスになるはずです。
次回は、新卒の離職の主な理由と人材定着のためにできることを解説いたします。