MENU
「この人は手放したくない!」と思っていても
優秀な人材が辞めてしまえば、企業にとって大きなマイナスとなります。
そのため、離職につながる原因を早期に発見して
ベストな対応をとることが欠かせなくなります。
今回は優秀な人材を手放さないために
会社として何ができるのかを詳しくお伝えします。
優秀な人材が離職してしまう原因にはさまざまなものがありますが、ときには企業の仕組みや体制が引き金になってしまうケースもあります。
・評価基準の曖昧さ
・労働環境に問題あり
・社内全体的に変化がない
新卒者が離職してしまうのには、さまざまな理由があります。定着率を向上させるためには、離職に共通する原因を把握したうえで、自社の状況を振り返ることが重要なプロセスです。
ここでは、代表的な理由を8つご紹介します。
1、期待と現実のギャップを感じてしまう
2、給与や労働条件に不満を感じてしまう
3、プレッシャー過多
4、社風になじめない
5、人間関係にストレスを感じてしまう
6、相談できる上司や先輩がいない
7、仕事に面白さを感じられない
8、前向きなキャリア形成が見込めない
優秀な人が会社をやめてしまうのには、いくつか共通しているパターンがあります。
・待遇面
優秀な人材は自身の能力についてある程度前向きにとらえているため、スキルや経験が給与に反映されていないと感じると、より不満を抱きやすい面があります。
・成長できない
自身のキャリアに対する意識が高いため、スキルや経験を磨き、人脈を広げていけるような環境を人一倍強く求める傾向にあります。
また、社内に尊敬できる先輩や上司がいないといった理由も、離職を考える原因になり得ます。特に若手の社員には身近な先輩や上司がお手本となるため、自身の将来と重ねる場面も多いです。
・やりがいを感じない
安定した環境よりも積極的にチャレンジできる状況を好み、周囲にはできないような役割を果たしたり、高い評価を受けられる仕事をしたりしたいと考える傾向があります。
また、周囲のメンバーと一律で目標が設定されているなど、自身の能力に見合わない条件に不満を感じてしまうケースもあるでしょう。
・人間関係に不満を感じる
優秀な人材に限らず、職場の人間関係に対する不満は、退職理由のもっとも主要な原因といえます。
日頃から一人で黙々と作業する職場であれば、コミュニケーションが少なくなるかと思いますが、出会った時は、明るく挨拶をしてみたり、「困っていることはない?」と聞いたりするなど積極的にコミュニケーションを取っていけるといいでしょう。
優秀な人がやめてしまうのを未然に防ぐには、大きく分けて次の4つのポイントを押さえることが重要です。
◯評価基準を見直す
優秀な人がやめてしまうケースとして、自分の仕事に対する評価が適正に行われていないと不満を抱えている場合があります。そのため、従業員の働きぶりを正しく評価できる評価基準に見直していくことが大切です。
◯業務の内容と量を調整する
優秀な人材ほど業務が集中しやすい傾向があるため、業務内容や業務量に問題がないかを定期的に見直すことが肝心です。はじめのうちはモチベーションが高くても、長時間労働や休日出勤などが常態化していれば、やがて仕事に対する意欲が低下して離職に至る可能性があります。
◯コミュニケーションの仕組みづくりを行う
優秀な人材は自身の成長を望みながらも、チームとして成果を出していくことに重きを置いていることも多いです。メンバー間のコミュニケーションも大事にする傾向があるため、日頃から風通しのよい職場となるように雰囲気づくりを大切にしてみましょう。
◯企業風土の変革を行う
優秀な人材の離職を防ぐには、従業員エンゲージメントを高めていく施策の実行も重要なカギとなります。必要であれば、企業風土の変革に取り組んでいく姿勢を見せることで、モチベーションの向上につなげていけるでしょう。