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昨今、企業が「人を選ぶ」から
「選ばれる」時代に変化したと言われていますね。
これまでは「企業が求職者を選考する」という図式が
当たり前でしたが、少子高齢化で求職者が減ると同時に
SNSの普及で企業の情報を収集しやすくなり、企業は
選ばれる立場になってきました。
より一層採用活動が難しくなる中、
人材を採用するにはどうしたらよいのでしょうか。
今回は、求職者から「選ばれる企業」が
面接の場面でしている工夫をお伝えしていきます!
求職者から「この企業で働きたい!」と選んでもらうには、面接場面において、自社の魅力づけが最も重要だと考えます。
しかし、実際の面接の場面では、「見極め」に注力している企業が多いのに対し、「魅力付け」は意外と盲点になりがちなケースがあります。
自社に魅力を感じてもらえなければ、採用通知を出したところで、辞退されてしまうかもしれません。
応募者の気持ちを引き付け、自社で長期的に活躍してもらうためには、面接官が「見極め」だけでなく「魅力付け」をすることが大切です。
「業界・会社」「業務内容」「待遇・各種制度」の3つの観点から、自社の魅力を書き出し、整理してみましょう。
魅力の書き出しができたら、それぞれの魅力を掛け算し、魅力を組み合わせる工夫が必要です。
なぜなら、企業の魅力にはさまざまな観点があり、応募者が企業に求める要素も1つではないからです。
・面接官の印象をよくする
自社にどんなに魅力があったとしても、面接官の態度や印象がネガティブなものであれば、自社の印象も悪くなってしまうでしょう。
面接官を担当する際は、自身の印象が企業の印象を左右することを念頭に置き、「髪型や服装など身だしなみを整える」「上から目線の態度をとらない」など、最低限のマナーを意識しましょう。
・質問で自社の魅力に気づいてもらう
面接では、質疑応答で自社の魅力を言語化することで、応募者の納得度が高まり、志望動機を強める効果が期待できます。
例として、次のような質問をするとよいでしょう。
・「当社が顧客満足度で高い数値を得ている理由はどこにあると思いますか?」
・「当社で働く意義はどのような点にあると考えていますか?」
・「当社の採用サイトや求人広告において、さらにアピールすべき点はありますか?」
私が転職する際に受けた面接では、「ジャッジされているな〜」と感じる
面接官の担当の方も何人かおられました。
今回この記事を書いていて、昔の自分のことを振り返りながら面接は「見極め」だけを達成する場だけではなく、応募者に自社を選択してもらうための「魅力付け」の場でもあるのだなと改めて感じました。
企業によってその魅力は異なり、「自社には魅力がない」と感じている場合でも、気付いていないだけで何らかの魅力を持っていることが大半です。
今回ご紹介した内容を参考にしながら「魅力付け面接」を行い、自社の採用力や社員の定着率の向上を図ってみてはいかがでしょうか。